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なぜ？当院の施術はこんな
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四十肩・五十肩で悩まれてきたみなさんは、

動かすと痛み、じっとしていても夜間痛を伴うため、どのように対処したらよいのかわからないものです。

また四十肩・五十肩は痛みがあっても、動かさないといけないのはわかっているけど、なかなか動かせないのが実情で、お困りなのではないかと思います。

四十肩・五十肩は時期によって症状が変化します。

そのため時期に応じた対処が必要で、痛みを我慢して動かしたことが、かえって症状を悪くして肩の可動域を制限してしまうことがあります。

しかし、ご安心ください。

今からあなたがどのようにしていけば四十肩・五十肩を改善していけるのかをお伝えしていきます。

症状についての説明　

全身にある関節の中で肩関節は自由度の大きな関節です。

肩関節とは肩甲骨と上腕骨が作る肩甲上腕関節のことをいいます。

この関節の周りには腕を上げるために必要な関節がいくつもあります。

鎖骨と肩甲骨で作られる肩鎖関節、鎖骨と胸骨で作られる胸鎖関節、そして、上腕骨と肩峰の間で作られる第２肩関節などがあります。

これらがスムーズに動くことで、手を頭の後ろで組んだり、上の物を取ったりする腕の動きが可能になります。

（出典：運動機能障害の「なぜ？」がわかる評価戦略）

あらゆる方向に自由に動かすためには、骨だけに限らず、その周りに存在する筋肉や滑液包の働きが必要となります。

次に肩の痛みで多い「四十肩・五十肩」と「肩の障害」について説明します。

四十肩・五十肩

「四十肩・五十肩」は医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれます。

肩関節周囲が炎症を起こすことで肩が痛み、関節が徐々に動かなくなって「肩関節拘縮」という状態になります。

４０〜５０代の方に多く発症することからこのような名前がついていますが、四十肩も五十肩も呼び名が違うだけでどちらも同じ疾患です。

四十肩・五十肩は時期によって症状が変化します。

１ 炎症期　

２～９ヶ月と幅があります。

炎症が強い時期で、鋭い痛みが発生し、夜間痛も出現します。

その痛みが筋肉のけいれんを引き起こし、さらに痛みを増加させてしまいます。

痛みが強いこの時期に肩を無理に動かそうとすると、関節を覆っている関節包の炎症を強めます。そのため関節包が硬く肥厚して拘縮が強まるので、無理に動かすことはお勧めしません。

２ 拘縮期

４～１２ヶ月と幅があります。

この時期になると、肩を動かした時の痛みは多少和らぎます。

しかし肩関節包の炎症による拘縮のため、動かせる範囲が制限されてしまいます。

この時期を「Frozen期」ともいい、髪をとく動作や洗濯物を干す動作、服を着替える動作など、日常生活に支障をきたします。

ただし痛みがあるからといって肩関節を動かさないようにしていると、徐々に肩関節は動かなくなってしまいます。

この時期は肩の痛みが強くならない範囲で、日常生活でも無理な肩関節の動作は避けながら、動かせる範囲で動かすことが大切です。

３ 回復期

５～２４ヶ月と幅があります。

肩の痛みや不快感も少なくなってくることから、凍結した肩が「溶け始める時期」ともいわれています。

回復に向かうこの時期にリハビリを徹底的に行って、硬くなった関節包の柔軟性を取り戻すことが重要になります。

肩関節の障害

肩関節は骨と軟骨だけで構成されているのではなく、筋肉や靱帯、滑膜、関節包、関節唇、滑液包なども大切な構成要素です。

これらの組織にさまざまな負荷がかかることで障害が起こります。

• 肩関節の上方の痛みは、肩峰下滑液包、棘上筋、棘下筋、肩甲上神経の負傷により起こることが多いです。
• 肩の前上方の痛みは、腱板疎部、上腕二頭筋長頭腱、関節唇、肩甲下筋の負傷により起こることが多いです。
• 肩の外側の痛みは、三角筋、三角筋下滑液包、腋窩神経の負傷により起こることが多いです。
• 肩の後方の痛みは、上腕三頭筋長頭、広背筋の負傷により起こることが多いです。

お話をお聞きして、状態を確認し適切な検査をおこない、障害を起こしている組織をみつけてから施術をおこないます。

大事なことは「四十肩・五十肩」であれば病期をしっかりと見極めた上で、それに伴った正しい改善方法を実践すること。

その他の「肩関節の障害」であれば、痛みの本当の原因を突き止めること。それをしなければ根本的な改善にはなりません。

その２つの原因についてお伝えします。

原因

（1）肩甲胸郭関節の安定性低下

肋骨が集まって胸郭という籠のような構造を作り、その肋骨の上に肩甲骨が乗っかっています。

肩甲骨と胸郭の間にも関節があり、これらも腕を上げるときに関与します。

肩甲上腕リズムといって、肩甲骨と上腕骨との関節が６０°動けば、肩甲骨と胸郭との関節は３０°動くというように２対１の割合で連動しています。

手で重いものを持ち上げる際には、肩甲骨という土台が安定している必要があります。

肩甲骨と胸郭をつなげている筋肉に可動性と筋力がなければ、肩をスムーズに動かすことができなくなります。

（2）肩の関節をつなぐ腱板（けんばん）の筋力低下

（出典：運動機能障害の「なぜ？」がわかる評価戦略）

上腕骨の上端にある「骨頭（こっとう）」という部分は球状の形をしていて、肩甲骨の「関節窩」という受け皿に浅く収まる構造になっています。

関節窩に上腕骨頭を引き付ける働きとして、腱板（棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋）があります。

これらの筋肉が肩関節の関節窩に上腕骨頭を引き付ける役目をしています。

腱板の筋力が低下すると骨頭を関節窩に引き付けられないために、肩をスムーズに動かすことができなくなり、筋肉のアンバランスが生じて、いたるところに痛みが出やすくなります。

当院での改善法

当院では、病期やその方の症状に合わせて適切な施術を心掛けています。

夜間痛や日常生活時の痛みは大変つらいもので、できるだけ痛みの和らぐように日常生活動作指導を行います。

肩の症状だからといって肩だけに問題があるとは限りません。

痛みのある場所と全体をしっかりとみて、その方のお体のどこに問題が出ているのかを明確にし、わかりやすく説明させて頂きます。

その上で施術法、改善していくまでの通院頻度を含めた施術計画を一緒に立てていきます。

特に炎症期は疼痛も強く、大変デリケートな状態です。

マッサージや筋肉を揉むような強い刺激は、返って逆効果になります。

時期に合わせた施術方法、トレーニング方法、生活習慣を改善させることにより、肩関節の負担を軽減させ、痛みから解放されるようになります。

ご不安なことがありましたら、まずはお気軽にご相談下さい。

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